• Facebookの社会的なアイコン

Copyright ©

Shinichiro Miyagawa All Rights Reserved

ロルフィング®とは?

 

ロルフィングは、約半世紀の歴史を経てダイナミックに変革されながら発展してきました。​創始者の紹介から、現在宮川が行っているワークまでをここにまとめてみました。少々長い説明になりますが、ご一読いただければ幸いです。

重力との調和

 

ロルフィングは重力との調和を目指しています。地球上の物体には重さが存在し、人体にも常に重力がかかっています。セッションでは、身体と重力の関係性をみていきます。身体のバランスが崩れていると身体と重力とが戦っている状態になります。セッションをすすめていくうちに、身体と重力とが仲のよい関係になっていきます。その結果、身体の不調や制限が改善されてきたり、自分の身体に居ることが心地よく感じられたりします。

正しさよりも居心地のよさ  

 

身体が重力と調和している状態というのは、正しい姿勢を取っている状態とは異なります。ともすればそれは、外側にある基準の中に自分の身体を押しこめているだけということになります。セッションでは、正しい姿勢に身体を合わせようとするのではなく、身体感覚を頼りに、身体がうまく落ち着くところ、居心地のいい場所を探していきます。その結果を判断する材料のひとつとして、写真を撮影して立ち姿を観察します。(※写真撮影は任意です。)

写真データはこちら (ブログ記事へのリンクです。)

外からの矯正力ではなくて、内からの自己調整力 

 

写真をご覧になると、矯正して身体を変化させた、と思われる方もいらっしゃいます。しかし、実際はそうではなく、手技によりかけている圧はそっと手を置く程度のものです(宮川の場合)。変化は、外からの力によってではなく、身体に備わっている自らを調整し再配置する力によって、内から起こります。

プロセスが大事  

 

ロルフィングのゴールは身体のつながりやまとまりを取り戻すこと、言い換えれば統合することですが、そこへと至るプロセスが重要です。統合とは、ひとつの理想形に合わせて身体を整えていくものではありません。統合へと向かう道のりの中で、自らの感覚を頼りに、身体はどこにあり、どんなことを感じているのかを探求しながら統合のプロセスをすすめていきます。そうしたプロセスの中で、長年の緊張パターンが少しづつ手放されていきます。

”我々はセラピストではない。重力場がセラピストである。”(アイダ・ロルフ博士の言葉)

 

ロルフィングは、クライアントが重力と調和するきっかけを作ります。一般的な意味での治療であれば、施術者の手を離れたところで治療は終わりで、そこで治療の成果を計ることができます。しかし、ロルフィングの「統合」の枠組みの中では、プロセスはセッションの後も続くとお考えください。例えば、「セッションルームを出た後、空が広く高く見えた。」など、外部環境と身体の出会い方の違いに気づかれる方も多くいらっしゃいます。そのとき、クライアントはロルファーからではなく、重力場からセラピーを受けているような状態にあると言えます。そうした出会いなおしを、少しずつ繰り返していく中で、変容のプロセスは進んでいきます。

全体観

 

ロルフィングは、局所的な症状に対してアプローチする対症療法ではありません。身体全体を扱います。身体のどこかの部位に不具合が生じていたとしても、そこだけを見てそれが原因だと言うことはほとんどありません。また、身体のどこの部位に触れるにせよ、それは身体全体に影響を及ぼし得ると考えています。動作においても、歩行動作の中で、身体のひとつの部位に変化が起これば、歩き方全体に影響します。足底に痛みがあったとして、そのとき反対の足に負荷がかかり、骨盤は傾き、その傾きを補正するように、上半身、頭も推移することが予想されます。それによって視覚のありかたも変わってくるかもしれません。全体のバランスを考慮して、歩行動作の一連のつながりを回復していくことになります。主訴が足の裏の痛みであったとしても、足を扱うのではなく、全体を統合することで対応しようとします。

Less is more

近年ロルフィングは新たな発展をし、ロルフィングのコミュニティーの中では、Less is more 「刺激や介入が少ないほど、むしろ大きな成果が得られる。」と言われるようになってきており、私もそのように考えています。私が身体を変えるのではなく、変化の主体はクライアント自身にあります。クライアントが自分でよりよいバランスを見つけていけるように、刺激や介入は少なく留め、待つことを大切にしながらワークしています。

神経系

待つことが大切になるのは、神経系のはたらきとも関連性があります。神経系はゆっくりとした変化を好みます。痛みやトラウマ的な現象も、神経系が過警戒の状態でなっていることや、フリーズ状態になっていることと関係があります。また、筋筋膜的な緊張についても、神経系の状態を考慮せずに解消することは難しく、身体を観る上で、神経系の状態が鍵要素になると私は見ています。(このあたりはロルファーによって判断が異なります。)

扱うのは、”今ここ”にある身体

 

過去にこのようなことがあったから、今の身体はこのようになっている、というお話は、はじめのインタビューの中で既往歴を含めしっかりうかがいます。セッションの中では、”今ここ”での実感に触れることを大切にします。今現在のあなたにとってふさわしい居場所に身体を落ち着けることができるように、タッチや言葉がけを通じてサポートします。過去と今はつながっていますが、身体が癒えるのも統合されるのも、”今ここ”においてです。

 

セッション アートの側面

 

私がクライアントに施術をほどこすということではなく、クライアントにセッションに参加してもらって一緒に身体の統合プロセスを歩んでいく、といった感じのことをしています。ジャズやアートなどのセッションでも、そこに身体を伴って参加するのと、離れたところから見ているのとでは、全く違った体験になるはずです。ロルフィングのセッションも少しアートと似たところがあり、一緒に好奇心をもって取り組むことができれば、それは充実した体験になりえます。(症状との関係のみで身体を捉え、”治してもらおう”として臨まれると、お望みのことと提供できることの間にずれが生じることも考えられます。)

様々なアプローチがある、色々なロルファーがいる

ロルフィングは身体を構造面や機能面からサポートし、統合していくワークですが、それだけを見ているわけではなく、もっと大きな拡がりを持っています。歩き方ひとつを取っても、エネルギー、心のありかた、神経生理学的な状態、拡げればクライアントがこれまで経験してきた全てが反映されているとも言えます。それら全てを排除せず、人の身体を全体として扱っていくのがロルフィングです。どのあたりに重きを置くかは、ロルファーによっても異なってくるので、一つのアプローチ、一つのテクニックでロルフィングを語ることはできないのが実際です。テクニックの多様性はかなり大きく、それぞれに価値があります。興味をもたれたら、そのロルファーのホームページをよく読んでみるとか、メールなどで直接質問してみるなどして、自分の感じ方で、受けてみたいなという感じがしたら、是非受けてみて下さい。 

実際のセッションの流れ

 

まず、身体の状態についてインタビューします。ロルフィングを受けるきっかけ、怪我や事故、運動歴、普段どのように身体を使っているか、その他ご要望などをうかがいます。



立位、歩行時の身体の状態を観察します。身体に起きていることで何に気づいているかなどを確認します。



マッサージテーブルに横になっていただいて、セッションを始めます。とはいえ、ただ横になっていてもらうだけではなく、受けている方にも参加してもらいながらセッションを進めていきます。

何を感じているかについてご感想を聞いたり、少し動いてもらったり、身体についての理解を深めてもらうような会話をしたりします。タッチの圧はとても小さく、ふわっと触れる程度ものがほとんどです。



再び、立位、歩行を観察し、身体の状態を再確認します。椅子に座った状態でワークすることもあります。身体に起きている変化を消化し、立位での動きへとつなげていきます。

※セッションの所要時間は約70分くらいですが、初回はインタビューなども含め、90分~100分ほどになります。

よくある質問をまとめてみました。

Q セッションを受けるときの服装は?

 

A 宮川のセッションは、服は着たままで受けられます。身体を締め付けない服で、薄手のものがよいです。例: Tシャツ、短パン、ジャージなど、長袖でも大丈夫です。身体の構造の変化を確認するために、写真を撮影する際(撮影は任意です)は、できるだけ身体の線が出るようにしていただいています。

 

 

Q なぜ圧力を加えていないのに身体に変化が起こるのでしょう。手から気を送るようなことをしているのでしょうか?

 

A 手から気を送るようなことは全くしていません。身体の反応を読み取って、身体が変化したい方向へと向かうことができるように、手を添えている感じで、変化は内発的に起きています。(ただ、変化が少しだけとか、ほとんど分からないことも時にはあります。)

 

Q 10回シリーズを途中でやめたとしても、問題はないですか?

 

 特にありません。いつやめたとしても、そのご判断は尊重いたします。第4セッションから第7セッションは”コアセッション”で、その途中で中断された場合は、コアセッションの意義は薄まってしまうので、もったいないとは思います。

その他

・車イスをご利用の方は、マンションの構造上、当スタジオに入ることが難しいのが現状です。近くに車イスで入館可能な公共施設があり、その一室を借りてセッションを提供することにしています。料金は通常通りで、出張費などの追加料金はかかりません。詳しくはおたずねください。

・英語でのセッションも提供可能です。ロルファー宮川は英語を話すことができます。

・ブログに、その他参考になる情報、写真データ、ご感想などを掲載しています。

ブログはこちらです。

Facebookページにも情報があります。